ボタン一つでコーヒーがポンと出てくる。最近はコーヒーですらタイパ至上主義になりましたね。
今回は、私が休日に実践しているあえて手間をかけるコーヒー時間について紹介したいと思います。
みなさんは心を豊かにする「ルーティン」ありますか?。
せっかくの休日でも、無駄を排除して効率的に動こうと気を巡らせてしまいますよね。
でもそんな効率を追い求める時代に「心」が疲れてたり、満たされてなかったりしませんか。
「休日を充実させるために効率的に動きたい!」
そんな、はやる気持ちをそっと置き、心を豊かにするための「無駄な5分」について紹介します。
コンビニの「タイパ主義のコーヒー」に疲れていませんか?
世の中の全てが、より素早く、そして正確に。つまりタイパ至上主義になっている。
そう、最近は特に、タイムパフォーマンス至上主義がとても多く感じる。
人も物もみんな忙しくせかせか動く。無駄は徹底してそぎ落とす。
でも、タイパ・効率重視になると「心」や「感受性」が置いてきぼり。
タイパを得るには、感情や趣のような成果に対する無駄を捨てなくてはいけない。
感情や趣を汲んでしまうと早さと正確さにムラが生まれてしまう。
まして、コーヒーを作っている最中に「うーん、良い香り」なんてやっている暇も余裕も
タイパ至上主義には必要ないこと。
コーヒーを効率重視で作るなら、無駄を徹底して排除しなければならない。
途中経過は素早く、見えない、感じない形で終えて提供される。
つまり、ピ!とボタンを押して、ポン!と出ることが求められる。
それは決して悪いことではない。急いでいるときや時間がないときには最適。
毎日ハンドドリップなんて、そんなことしている暇がないのも現実。
だから、コンビニのピ!、ポン!のコーヒーは忙しい時用になっている。
ちなみに私はセブンイレブンのコーヒーが一番すき。
私が「あえて時間をかけて」コーヒーを淹れる理由
案外、自分で豆を挽いて淹れるのは手間がかかるし面倒。
はたまた途中で眺めたり、香ったり、無駄な動作もしてしまう。
しかし、その工程は五感を刺激する。
- 気分で買って来た豆の袋を開ける ⇒ フワッと焙煎された豆のアロマの香りを嗅ぐ
- 豆を計量し、ミルに入れる ⇒ カラカラと豆が躍る音を聞く


- ミルで豆を挽く ※ここが私が一番好きなところ
⇒コリコリと豆が挽かれる感触を手に感じつつ、独特な音を聞く。
そしてミルの隙間から弾けるようにあふれ出す挽きたて新鮮な香りを嗅ぐ


- お気に入りのケトルでお湯が沸く ⇒ ポコポコ沸騰音を聞く
かすかに部屋の温度・湿度が上がるのを肌で感じる - フィルターへ粉を入れ、ゆっくりお湯で蒸らす ⇒ モコモコ膨らむのを見て思わず感動する
- 3分かけてじっくりお湯を注ぐ ⇒ サラサラお湯が当たる音を聞く。
アロマが部屋中に満ちるのを感じる。


コーヒーが出来上がると、そこはまるで自分で営むカフェ
時間はゆっくりと流れている
コーヒーを味わいながら安心してゆっくり過ごす
この一連の「非効率な時間」こそが、急ぐ脳を起こし、効率社会から自分を取り戻せる。
それは一種の瞑想マインドフルネスだと思う。
マインドフルネスとは、
効率と成果を求めて猛スピードで思考をさまよい続ける脳を落ち着かせ、
今この瞬間に意識をとどめること。
豆を挽く「無駄な5分」、「お湯を静かに落とす無駄な3分」は五感を刺激して
猛スピードで回転する脳を「コーヒーを淹れるスピード」に合わせてくれる。
コーヒーを淹れるのは手間だけど、五感をたくさん刺激してくれる。
カフェインは眠気を覚ましてくれるが、淹れるという工程はタイパ主義から目を覚ましてくれる。
「最初の5分」を贅沢にするための、ミニマムな道具たち
やはり、お気に入りの道具、かわいい小物達が居ると気持ちがワクワクする。
早起きが苦手な筆者でさえも、道具を新調したときは子供のように朝が楽しみで起きれる。
タイパ主義の記事だったならば、文明の利器「全自動コーヒーマシーン」を一台すすめる。
でも今回はなんでもできる道具ではなく、1つの役割に特化した子達。
1つの事しかできないけど、その分特化していて、丈夫で扱いやすくて、なによりかわいい。
そんな子たちを紹介していく。
豆を挽く「ミル」2選
今回の題材ともいえる主役。
ここに一番予算を割くのが実はおすすめと私は思う。
なぜなら、コーヒーの味に最も直結することと、挽き心地を味わいたいから。
高価な分、分解清掃やお手入れがしやすく、丈夫で、味や挽き心地を長く堪能できる。
どちらもエスプレッソの粒度で挽けるものを紹介。
COMANDANTE C40 MK4 ニトロブレードコーヒーグラインダー

初心者だから安価なもので、というのが本来セオリーだけど、ここは思い切って。
一度豆を挽いたらその感触と音の心地よさ。
そして淹れたコーヒーの味わい深さに驚くこと間違いなし。
私がコーヒーを初めた頃に買って、じき10年になるけど買い替えなんて一度も考えたことがない。
ポーレックス コーヒーミル2
こちらは、セラミックの刃を採用している。
セラミックは加工が難しいものの、錆びることがなく刃こぼれもしにくい。
つまり、水洗いができてしまう。
難しいセラミック加工だけど、そこを日本の技術力でカバーされている本品。おすすめです。
液体を溜める「サーバ」2選
コップに直接淹れるのも良いけど、サーバが一つあると全然違う。
淹れたコーヒーを家族やみんなで分け合って楽しめるのが最も素晴らしいポイント。見栄えも良い。
Kalita コーヒーサーバー Jug400

定番中の定番となる一品。
口が広いので扱いやすく目盛りがあるのもうれしい。
FEDECA COFFEE SERVER STRON 400ml
トライタン樹脂という新素材が使われていて、ガラスより丈夫なのに透明な一品。
小さなお子さんや猫さんが居ても安心。
なによりもトライタン樹脂というのが最大のおすすめポイント。
樹脂なのにBPAフリーで、話題のマイクロプラスチック問題の懸念がない。
トライタンという素材についての詳しい情報は、こちらの長瀬産業株式会社さんのページで。
お湯を沸かす「ケトル」2選
ケトルはコーヒーを淹れること以外にも使える点と、インテリアの要素が大きい。
そのため、機能や素材、なによりデザインに惹かれたら直感で選ぶのが良いと思う。
Fellow 直火式 Stagg Pour-Over Kettle 直火式ケトル ステンレス 温度計付き 容量1L

自分たちをコーヒーオタクと名乗るシリコンバレー発祥のFellow 。
持ちやすく、根元から細い「グースネック」。誰が淹れても常に細く一定に落ちるため淹れやすい。
形もかわいい。
珈琲考具 コーヒーポット ツードリップポットPro 500ml
S字形状で細い注ぎ口のため、狙ったところでお湯を落としやすい。
台形の形もかわいく、日本それも燕三条製。
測る「計量器」2選
計量器に限っては、時間と重さ2つ計量することができるものを選ぶのがポイント。
台所に食材の測りがない方はこの機会に用意すると、多用途に使えて便利。
HARIO V60ドリップスケール ブラック コーヒースケール VSTN-2000B
ガラス製品に強く、コーヒー器具といえばハリオは外せない。
シンプルでスタイリッシュ、出しっぱなしでも無駄がないデザインのため、綺麗にみえる。
TIMEMORE Black Mirror Basic 2.0

一体感のあるデザインで、お手入れや見栄えが良い一品。
本記事のタイパ主義と少し違うニュアンスの、時間をより…という名前が良い。
扱いには少し慣れが必要だったと思う。
効率化の世の中から、一歩だけ降りてみる
猛スピードで思考する脳というのは一見、良いことのように思える。
しかし、それは効率的にドーパミンを得るためにスマホでSNSを見続ける原因になったり、
感情を置き去りにした忙しい(タイパ至上主義)生活をする原因になる。

仕事では常にタイパ至上主義が求められる。
その結果、休日や仕事終わりに、心が躍らない。精神的に億劫だったりだるかったり。
それは「脳」がタイパ至上主義から切り替わっていない合図。
タイパ至上主義に不足しているのは、心の深呼吸だと思う。
仮に、効率的な睡眠・食事・休憩があっても、タイパ至上主義である限り、心は置いてきぼり。

そんなときにこそ、豆を挽く「無駄な5分」の出番。
私はコーヒーを淹れた直後、読みたかった本や映画をよく思い出す。
「今この瞬間」を豊かにしようと目覚めた、本来の脳の思考だと思っている。
その結果、「いつか余裕時間ができたときやろうリスト」へ安心して取り組める。
最近話題のAI映画についても投稿しています。コーヒーのお供にいかがでしょうか。
淹れるという工程で感触・音・香り・見た目を楽しみ、コーヒーを味わう。
そうして五感の刺激でタイパ主義へ走る脳を起こし、今この瞬間に集中させる。
自分の手でコーヒーを淹れて、一口味わった瞬間、きっと時間はゆっくり進むようになる。
タイパ至上主義で効率的ではない、趣味や創作を疎外していた自分に気づく。
心置きなく非効率を堪能して心が満たされる。

効率的でない行為の方が、実は心を満たす自分だけの世界になる。と私は思っている。
ぜひ、たまにでもいいから非効率を堪能してみてほしい。

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