相手が発する心無い言葉から自分の心を守る「哲学武装」のすすめ

祖母の教え

さて、みなさんは「哲学」「哲学者達の名言」好きですか?
人生で発生するあらゆる悩みや迷いにこの「哲学」は道しるべになるもの。
私が初めてこの「哲学」「名言」を活用したのは心無い言葉から自分の心を守るためだった。
上司や客、親戚、クラスのいじめっ子、心無い言葉を自分にぶつけてくる人間は思ったより多い。
しかしそれらに対して、いちいち心に傷を作っていては生きていくのが大変。
言われて衝撃を受けるのは防げないが、せめて傷にならないように心に武装したいもの。
どう武装したら良いのか…是非この記事を読んで心を傷から守る鎧を着せよう。

心無い言葉をぶつけてくる人

あらゆる場所、タイミングにおいて心無い言葉をかけてくる人は必ず現れる。
人間社会で生きる以上、避けられないことだ。
ところで、「心無い言葉」とはどういう言葉だろうか。
それは「愛の無い言葉」とも言い換えることができる。
愛の要素は、「配慮」「責任」「尊重」「」の4つとエーリッヒ・フロムは言っている。

つまりこれらの要素が組み込まれない言葉が「心無い言葉」になる。
そして恐らく、そんな言葉をぶつけてくる人は大きく分類して以下の2パターン。

無責任で相手をよく知らないタイプ

このタイプは言葉に「責任」と「」の2つが組み込まれていない。
相手の気持ちや境遇も知らずに言葉をとりあえず投げつけてみる。
そしてもちろん話す言葉に責任を取る気はない
このタイプをよく見かけるのは、公共の場所が多い。
例えば、仕事でたまに会う取引先や部署違いの同僚、新しく配属された際の上司。
学校の先生、先輩後輩や、ときどき参加するコミュニティだろう。

共通しているのは公共の場所でしか会わないため、お互いによく知り合っていないこと。
必ず再会するという確証がないため、相手にどう思われても良いという無責任さも持ち合わせている。

自分の思い通りにしたいがために感情を出すタイプ

こちらのタイプを相手にしたときは、なかなかショッキングな思いをすることが多いだろう。
ある程度お互いを知っている関係であっても、心ない言葉をぶつけてくる人もいる。
自分の利己的感情が強く、相手の気持ちや境遇に「配慮」を忘れてしまう。
自分の考えが第一で相手を「尊重」せずに接してしまう。
このタイプは案外身近に潜んでいることが多く、発覚時にそれまでの関係が崩れることもある。

つまり、お互いをある程度知っている仲や関係性でも、利己主義やこだわりが強いために
他人を思い通りにしようと考えている。

真向から受けると大ダメージ

真面目で純粋に生きている人は大ダメージを負ってしまう。
仮に、心無い言葉、愛の無い言葉を受けても自分が悪いのだと自分を攻めてしまったり、
そんな人とも分かりあえると信じて自分を犠牲にしてしまう。

特に、社会に入りたての新人は「自分が物事を良く知らないために言われた」と思ってしまう。
心無い言葉と知らずに全て受け止めてしまうのだ。
そして、こっぴどく打ちのめされ悲しい思いをしてしまう。

このケースであれば不真面目で疑心暗鬼に満ちた人のほうが優位だと感じる。
真に受けないというのも一種の防衛策だ。

閑話:私の新卒時代の話

私が入社して間もない頃の話を紹介する。

当時の私の会社には新入社員を職場で教える役割を持った「指導員」の制度があった。
この「指導員」は他の事務や作業から仕事を外され、新入社員への指導に専念する。
決して左遷ではなく、むしろ出世コースだ。

この時、私の担当指導員の口癖がこうだ。
「お前みたいなのために、俺の高い能力と時間が取られてる。お前は俺の邪魔をしている。」
社会に放り出されて間もない私は、右も左も分からず、言われたことすべて受け止めていた。
そしてこの担当指導員からは他にも多々、心無い言葉をぶつけられて心が傷だらけだった。

しかし、後になって気づいた。
会社にとって新人・若手育成とは至上命題であり、とても重要であること。
事務や作業をこなすよりよっぽど重要で長い目で見ると効率的であること。
それを担当として任命された者の言っていい言葉ではないということ。

社会を知ればこの指導員の言葉は取るに足らず、私を傷つけるものではなかった。
当時の私は成果を出すことを信条として執着し、真面目で無知だった。
この後から、哲学武装を意識し始めたと思う。

相手と同じ土俵に居ても効果抜群だ

また、相手と自分が同じ土俵に居る場合も大ダメージの可能性が高くなる。
この土俵というのは主に思想や主義・信条のことを指す。

効果抜群の例は以下。

  • 学校生活の中で成績が最も大切だという思想を自分と相手が持っていた場合。
    相手に自分の成績の悪さを指摘され、愚か物呼ばわりされた時、ただの悪口より傷つく。
  • 会社生活の中で昇進・出世こそ第一という思想同士の場合。
    経験年数が下の相手に「まだその役職なんですか」とでも言われようものなら
    外見をとやかく言われるより傷つく。(悔しさで唇をかみしめるだろう。)
  • 人生でお金をたくさん稼ぐことこそ最も名誉あることという信条だった場合。
    自分より一回り年下の人間が自分の収入の倍を稼いでいて、見下されたらとても悲しい。

相手と違う土俵に立って聞く

うんちにお前は形が悪いと容姿を罵られても傷付かない。
なぜなら、私は人間であり、うんちとは違う信条(土俵)にいるだからだ。
※うんちは形や長さに価値を、人間は人生の調和や愛に価値を求める。

冗談はさておき、人にはそれぞれ幸せや価値観、信条があり皆違うし配分も皆違う。
ただし、時に何かに固執してしまうこともある。
金銭、成功、名誉、地位、家族、健康、、、。
固執している状態では、自分の全てを否定や馬鹿にされた気になってしまう。
つまり、心無い言葉に対して衝撃を分散できずガラスの心になってしまう。

「普段なら何ら言われても気に留めないことなのに、言われて悲しみや衝撃を受けた」。
ということはその事柄に固執していたということだ。
ここに気づき、偏ってしまった価値感を修正し分散しなおすことも肝要だ。

あなたのような地位はないが、私には大切な家族がある。
あなたのような幸せな家庭はないが、私には自由と夢があり身軽に追いかけることができる。

対人関係でおすすめな哲学者と明言

ここまで読んでくれた方に感謝と謝罪をする。
というのは、ここまで綴ったものの実はそこまで哲学に詳しいわけでない。
哲学の中でも数少ない一握りしか私は勉強できていない。
今まで本や動画で紹介されていた哲学者の名言を自分でかみ砕いて活用している。
しかし、これでも十分自身の心の傷を守ることができたのでこの記事を書いた。
例えば、私が心を守るために着せている哲学者の言葉を以下2点紹介する。

エーリッヒ・フロムから1つ

愛は「配慮」「責任」「尊重」「」の4つ。

エーリッヒ・フロム

「愛するということ」、「生きるということ」という本は有名だ。
彼の愛の言語化については、一番の最適解を示していると思う。
実際、愛を言語化できる人は私の周りに多くない。
間違いなく愛に対する理解が深まる。

愛を知らない人から「愛がどうこう」などと言われるたところで関心が湧かない。
結果的に不要なかすり傷を防ぐことができるだろう。

イヌマエル・カントから名言2つ

もし虫けらのように振る舞うのならば、踏み付けられても文句を言ってはならない。
・すべての知識は経験に基づく。

経験したことがないことをあれこれ言う人の言葉は信用してはいけない。

イヌマエル・カント

自身を卑下することで相手の機嫌を伺い、心無い言葉を避けようとするのは逆効果だ。
自らを進んで卑下するということは、私を罵っても良いですよと相手に伝えているのと同義。
ただでさえ、自分より格下で気兼ねなく罵る相手を社会は探している。
そこで「私は虫けらです、足元に蠢いてます」の振る舞いは恰好の的になるだろう。
罵られたくないのであれば毅然とした態度でいるのが一番だ。

自身が経験ないことを、誰かから聞いた情報から、あたかも知っているかのように話す人がいる。
どんな罵声を与えられても「でも結局知らないんでしょ?」と思うことができる。
相手の話す言葉の説得力が大きく欠如し、話半分で受け流すことができるだろう。

心無い言葉で傷付かないように

人生には皆それぞれ違う幸せや大切にする価値観がある。
それらは分散され、個人で微妙にバランスが違う。
無知なうえに土足でズカズカと無責任な言葉をかけてくる人間が居るのは仕方がない。

あなたを知らず、あなたのことを尊重せず、言葉に責任を持たない、配慮もしない。
そんな言葉を真面目に受け止め、自分を改めようとしなくて良い。
あなたが真摯に耳を傾け受け止めなくてはならないのはそんな言葉ではない。

真摯に受け止めるべき言葉はあなたをよく知り、尊重し、関係や言葉に責任を負ってくれる人の言葉。
それは、親や親友、恩師、信頼できる上司などの心ある言葉。
過去のあなたを知り、これから先の未来も関わってくれる。
あなたとより良い関係で居るために、言葉に責任が発生する。つまり尊重と配慮がある。

世の中には数々の悩みがあり、それと同じ数だけ偉人達の名言や哲学がある。
ほんのわずかでも、こういった名言や哲学を知っていれば様々応用が利く。
正義や偽善のもと心無い言葉を振りかざしてくる人からの武装となるだろう。

ぜひ、自分にピッタリな鎧を見つけて見てほしい。
それで救われる心はきっと多いはず。

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